各専門分野が連携してケアを行います

　昨今、医療・福祉の現場では「多職種協働」や「多職種と連携」など連携を重視し推進されています。

それは、科学性や技術の進歩によって各専門性が高くなった反面で、各分野（専門）の垣根が高まったと思われます。

　私が2年間、理学療法士として赴任していたアフリカの国では

　　　（タンザニア活動報告「日本との相違」佐藤健一2008年）

人材不足により一人の医療者に広範囲の業務を行える能力が求められ、専門分化の進んでいない多職種との垣根は低く、日常的にコミュニケーションが取れていました。

　一方日本のような先進国では専門性が高くなるほどその職種が使う専門用語や技術、着眼点などが互いに分からない為、多職種とのコミュニケーションすら取りずらい現状があるからです。

タンザニアでの臨床における連携；理学療法士として活動経験からの報告　　　　　　　　佐藤健一　リハビリテーション連携科学　9(1):  59-59  2008

　ふれ愛訪問看護ステーションでは介護・看護・リハビリ・福祉用具・ケアマネージャーが同じ事務所内で、日常的にコミュニケーションを取りながら協働でケアを行っています。